■12月25日(木)
授業はすでに終わっているが、学生への質疑に応えるため、投稿。Tさんより、巨椋池の地域的記憶を、当地の団地再生に活かせないか相談あり。突っ込めば相当面白い課題になりそう。 その後、天若湖アートプロジェクトに関するミーティングのため、中京の「トレードマーク京都」へ。今年最後の集まりだが、遅かったり寒かったりで、そのまま解散となった。 ■12月26日(金) 流域の大学間のネットワークを作ろうということで、心当たりがあるというナカツカさんに、天若湖の資料を渡す。用事が済んでからは、瓜生山オーバートーン・アンサンブルのこれまでとこれからについて意見交換。 カフェでiTunesを起動して、今年前半のソロ公演の録音を聴く。形の定まらない、古い録音であるが、今より遥かに冒険的な音の出し方をしていることに気づき、愕然とする。いつの間にこんなに保守的になったのか。来年はこの闊達さを、アンサンブルの中で取り戻さなくてはならないと思った。 その後、詩人の山猫先生、歴史遺産のトコちゃん先生と合流し、「白河」で痛飲。山猫先生の最近のテーマである、「ふぬけ」について議論した。 ■12月27日(土) 日中は、大掃除の準備(だけ)に追われた、ような気がするが、具体的には何も進んでいない。夕方からは、東大路丸太町近くの、オーディオの哲人毛蟹氏のご実家で、さる会の忘年会。私は酒を持参しただけだったが、他の皆さんは食材を持ち込み、仕込みに励んでいらした。とてもおいしかった。 その後、近所のジャズ喫茶でひとしきり議論。飲み過ぎたせいか、かなりラフな感じで議論をしてしまった。反省。 ■12月28日(日) 妻の実家に遊びにいっていた次男(小4)が帰ってきた。義父、義母と、我が家の全員で、とんかつ屋で昼食をとる。とんかつ屋のかつは、家で作るのとは違った、独特の爽やかさがあって、たまに食べるにはよいものだ。 その後、河原町のジュンク堂書店と、寺町御池の民族楽器コイズミをはしご。長男の長根あきさん直伝のムックリと、次男の鉄口琴往復打撃術(これはエレキギター的にいうと、スウィープ・ピックングにあたるような高等テクニックである)が、店の人たちにかなり受けたようだった。彼らが将来どんな職につくかは全く判らないが、口琴プレイヤーとしては活躍していってもらえるのではないかと思った。口琴親父としてはうれしいかぎりである。 ショーウインドウに展示されていたキルギスの口琴の鳴りが素晴らしかった。早くお金を作って買いに行きたいところである。 ▲
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| 2008-12-30 01:10
| 日々のあれこれ
この1年は、ホーメイと口琴を人前で演奏する機会を与えられた年だった。とてもよい勉強になった。カレンダーを見て、振り返ってみることにする。
2007年12月27日(木) レポート 音源 場所:黒田村アートビレッジ(京都市右京区京北宮) 共演:荒川浩介、須藤功 備考:黒田大忘年会に参加 2008年3月26日(水) 場所:AT CAFE(京都市北区) 共演:ソロ、一部の曲をほんださとると 2008年4月6日(日) レポート 場所:旧立誠小学校さくら祭り(京都市中京区) 共演:ほんださとる、ワークショップ参加者のみなさん 備考:NPO法人アート・プランまぜまぜ主催のワークショップとして 2008年6月16日(日) 場所:CLUB SAI(京都市中京区) 共演:ソロ 備考:クラブイベントの一部として 2008年8月9日(土) 場所:日吉ダム・スプリングスパーク(京都府南丹市日吉町) 共演:くらしの音楽隊 備考:天若湖アートプロジェクトの一環として 2008年10月18日(土) レポート 音源 場所:京都市立白河総合支援学校(京都市左京区) 共演:ソロ 備考:白河総合支援学校「エデュトープ竣工・地域感謝祭」に参加 2008年11月3日(月) レポート 音源 場所:京都市国際交流会館(京都市東山区) 共演:中塚智子、荒川浩介(瓜生山オーバートーン・アンサンブル) 備考:国際交流会館オープンデイの行事に参加 2008年12月7日(日) レポート 場所:文五郎倉庫(滋賀県信楽市) 共演:中塚智子、荒川浩介、さとうひさゑ(瓜生山オーバートーン・アンサンブル) 備考:ギャラリー「文五郎倉庫」オープニングイベントに参加 2008年12月21日(日) レポート 音源 場所:黒田村アートビレッジ(京都市右京区京北宮) 共演:中塚智子、荒川浩介(瓜生山オーバートーン・アンサンブル) 備考:第2回黒田大忘年会に参加 けっこうよくやったように思う。来年もがんばるぞ! ▲
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| 2008-12-26 09:04
| 喉歌入門記
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| 2008-12-24 19:41
| 喉歌入門記
年末だからあたりまではあるけれど、このところ宴会続きである。
■12月19日(金) 仕事の後、東山連峰山中の仕事場から盆地を横断して、乙訓は大原野神社へ急行。大枝アートプロジェクトの「どぞばた上映会」で、滋賀県近江八幡市の奇祭「ほんがら」の復活を記録したドキュメンタリー映画「ほんがら」(長岡野亜監督作品)が上映されるとのこと。結局職場を出るのが遅くなって、最後の20分くらいしか見られなかったが、その後の鍋の会が面白かった。河川レンジャーで旧知のヤギヌマさん、黒田村で出会ってから5、6年の付き合いになるシイハラさん、市立芸大のイノウエ先生など見知った顔もちらほら。アサヒ・アートフェスティバル(大枝も、この「ほんがら」もAAFに参加している)の関係で、淡路島アートセンターからクボさん、タクボさんのお二方が、「ほんがら」チームからは監督のナガオカさん、制作にあたった地域系NPO「ひょうたんからKO-MA」のフジタさんが来られていた。何よりも地元から参加されている、お二人のサイトーさんのお話が面白く味わい深かった。竹で作った楽器で自作曲を演奏するチームを作っているなんて、これから僕がやろうと思っていることそのものではないか。口琴を演奏させてもらったりして、再会を約した。会場となった「春日野茶屋」は、いつも市立芸大の学生たちを中心に開催される「大原野音楽会」の舞台となるところらしく、女将のヒサイさんは、地域の音楽文化のプロデューサーといったところ。出演させてもらえるように精進しようと思う。「春日野茶屋」特製のお鍋、美味しかったです。車で来たのを後悔。今度はバスで来ようと思った。 素敵な会を仕切ってくれたミズグチさん、ヒロさん、ありがとうございました。 ■12月20日(土) 理事をしているNPO法人「アート・プランまぜまぜ」の初期に関わってくれていたSくんが、仕事が決まって京都を離れることになったので、急遽事務所で壮行会を開いた。4時くらいに酒を抱えて事務所入りし、理事長と一緒に鍋の用意をする。書家のマブチさんを交えての、4人のひっそりとした、けれど良い会だった。いろいろあってSくんの面影は少々変わったけれど、話していると活発に動いてくれていた頃のことがいろいろ思いだされる。1時もまわっての解散の折りには、ちょっとぐっとくるものもあった。 4人に一升瓶2本とビール1ダース近くを空けたのは少々やりすぎだったかとも思う。 ■12月21日(日) 京都の市街地から山を一つ隔てた、桂川最上流域にあたる京北黒田で、「大忘年会」。大学の施設で村を挙げての大コンサートである。前座でわが「瓜生山オーバートーン・アンサンブル(以下UOEという)」も演奏させていただくほか、地元の大正琴グループや、「おやじバンド」も出演した。特にトリをつとめた「黒田バンド」は、懐メロ歌謡とアニソンを、シンプルかつ完璧なアンサンブルで演奏し、会場を熱狂の渦に変えた。アンコールの「さんぽ」で、会場を埋め尽くす老若男女がその場で行進するのは壮観であった。その演奏の質には、わがUOEのメンバーで自分のバンドでのライブ経験も豊かなナカツカさんの度肝を抜いたようだった。僕もこの「黒田バンド」に入れてほしいとさえ思った。来年はセッションできたらなあ。 うちの次男は、去年この会場でこの「黒田バンド」の演奏に触れて以来すっかりファンになってしまって、この日がものすごく楽しみだったらしい。その興奮ぶりは、ホンダさんのブログに紹介されている。 地元の人たちが設立した「おーらい黒田屋」さんが、お酒や焼鳥、おでんを売ってくれて賑やかさを添える。どれもとても美味しかった。すっかりいい気分で絶叫である。 お客さんたちが帰ったあと、UOEのメンバーと残ってくれたホンダさんたちで、会場のあちこちで散発的なセッション。時々合流して密度が上がるのが面白い。 ■12月22日(日) 目覚めたら、人っ子一人いない黒田村の会場である。とても寒い。大きな木の引き戸を開けると、雨の音と冷えた空気が一気に入ってきた。次男坊とUOEのアライ君はまだ寝ているので、黙々と昨日の残骸を片付けた。 調整ごとを済ませて京都に着いたのは昼過ぎ。家に辿り着いて疲れを始めて自覚した。以降ぐったりと過ごした。大阪のNPOの忘年会はキャンセルである。 明日は忘れ物のような用事があって、また黒田行き。向うで文章(仕事のだけど)を書いて来ようと思う。 ▲
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| 2008-12-23 00:51
| 日々のあれこれ
昨日ネットのニュースで、ある殺人事件の裁判についてのものを見かけた。子どもを殺された親御さんが、死刑を望む発言をしたという記事であった。
最愛の、なんの落ち度もない子どもが、理不尽な殺され方をしたとしたら、親としてはそう思うのは当然のことかもしれない。僕が親でもそう言ったかもしれない。裁判の場でそう言うのももちろんあり得るだろう。 しかし、この裁判において公共に報じられるべきことは、それのみだったのだろうか。もちろんメディア全体を眺めれば、異なる視点からのいろいろなコメントがあったのだろう。しかし、誰もが目にする、著名ポータルサイトのトップニュースには、そのニュースについては、親御さんの呪詛に注目する視点のものしかなかった。他は芸能人がどうしたとか、そういうものである。 何が言いたいのかというと、こういう他者の死を願う言葉が、恣意的な形で選択され、公共の場に扇情的な形で掲出されることに強い違和感を感じるのである。この報道の背景に「異常者は死ねばいいのに」という、「本当にいるのかどうか判らない多数者の声」を感じるのだ。そして「異常」であることへの、過剰な恐怖のようなものも感じるのだ。 10年くらい前までは、犯罪者や異常者に対するシンパシーというものが、もう少し世の中にあったような気がする。自分だって少し間違えば、そういうことをしていたかもしれないし・・・、というような想像力が、もう少し一般的にあったように思うのだ。それは、ある寛容さにも結びついていたし、安全弁として作用していたところもあったように思う。 今は、犯罪者について共感的なコメントをすることもためらわれる雰囲気がある。「気持ちはわかる」と言ったとたんに、「犯罪者予備軍」に数え込まれてしまう感じがある。そちら側に数え込まれないためには、いつもそうした連中に対して非難を与え続ける必要がある。そうしている限りは、あっち陣営だとは思われないだろうから。 たぶんそんな感じなんだろう。「まとも」であることを表現し続けるためには、「まともでない」人を指弾し続ける必要があるのだ。今の日本社会が帯びつつある「不寛容」の空気は、そういう自分自身が異常者だと思われたくないという恐怖に裏打ちされているような気がする。そしてその恐怖は、もしかしたら自分はそっち側なのかも、という恐怖と繋がっているようにも思う。年間3万人、交通事故死者数(これだって下手な戦争よりは多いくらいなのに)の4倍に及ぶ自殺者数は、もう一つの瀬戸際の近さを語る傍証だろう。「異常」の淵に飲み込まれないように、正気であることを言明するために、「異常」について距離があると言おうとする。そしてそれを客観的に語れるかのような物言いをする、という声が、今の世の中に木霊しているのではないか。しかしその声を聴くのはつらいことだ。その声自体が断末魔めいているからだ。 異常者を指弾する声を共感的に聴くのはある種の安心をもたらす。それは自分を多数派の正常な人間の側にいることを確認させてくれるから。メディアはそういう心地よいニュースを流す。しかし、メディアの中でそうした声が響き合わされる時、その指弾事態が狂気を帯びていく。その狂気に異和を表明するのは、少々勇気を要するのかもしれないが、それこそ今行わなければならないことなのだと思う。 戦後という時代が育ててきた、数少ない宝の一つに、「過つ側への」共感的理解というものがあったはずなのだ。もう一度それを思いだすべきだと思う。 被害者が軽く扱われてき過ぎたというのもよくわかる。しかしながら、応報感情ばかりが公共圏での意思判断を支配するようになってしまっては、いまのところ辛うじてあるかのように見える「市民社会」は、跡形もなく消え去ってしまうだろう。 ▲
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| 2008-12-18 22:56
| ことばと表現
だんだんまとめて日記を書くというスタイルに落ち着いてきてしまった。
ほんとはいろいろ考えていることも書こうかと思っていたのだけれど、あんまりものを考えていないから仕方ないのでしょう。 ■12月14日(日) 学生有志4名を連れて、朝から団地見学旅行へ行った。伏見の向島ニュータウンは、ニュータウンのマニアから見るとあまり誉められたものではないのだけれど、その中に立地している団地のデザインを見ていくと、驚くべき多様性があることがわかった。みんなかなり興奮していた。 興奮が頂点に達したのは、奈良県に入ったところにある平城ニュータウンの右京団地。この土木と建築と造園が一体となった、シンプルで懐の深い環境デザインには、学生一同、深く感動していたようだった。休みをつぶして連れてきた甲斐があったというものだ。 リズミカルな造成と、その起伏に呼応した充当配置。そしてそのすべてをつなぎとめるランドスケープ・デザイン。土木と建築と造園の幸福な合体がここにある。こうした美は、効率化が叫ばれた80年代以降、分業が推進されてからは実現されなくなった性質のものだ。派手な素材など一つも使わずに、豊かな住環境が生み出されている、この団地の奇跡を多くの人に見てもらいたいものだと思う。 おそらく マスコミに叩かれることの多い都市再生機構(日本住宅公団、住宅・都市整備公団)だが、それが描いた夢の街のイメージは、いまなお私たちにいろいろなことを問いかけて止まない。 6時くらいに帰り着いて、そのまま「直観音楽アンサンブル」へ。昼間に完全燃焼しているので、燃えさしのような演奏しかできなかった。反省。 ▲
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| 2008-12-16 02:00
| 日々のあれこれ
■12月8日(月)
NPO法人アートプランまぜまぜの、まちづくり方面の営業活動第2弾として、ランドデザインの中村伸之さんを訪ねた。関西学研都市の公園緑地を多く手がけられ、今は京都市の景観関連のさまざまな活動にも深くコミットされている。自分の足下のフィールドを大切にすることが大事とのこと。お話をうかがってから、さとうさんと平日昼間の京都の街中を彷徨う。ふしぎなケーキ屋さんを見つけて話すうちに、天若湖や立誠小学校でのこれからの展開や、土木芸術、大戸川のことなど、いろいろなアイディアが浮かんできた。中村さんのお話が、脳の中で形を持ち始めたようだった。 ■12月9日(火) 次年度の教育計画の日程調整と書類づくりに追われた。 ■12月10日(水) 朝一番でゼミ。卒業制作作品について議論した。 午後は、加藤わこさんからご紹介いただいた、西ノ京の「喫茶ほっとはあと」で開催中の「はっぴーほっとクリスマス」展へ。京都市内の4つの障がい者施設の人たちの展覧会で、大阪成蹊大学が仲立ち、矢野紙業といった企業の協力を得て、実現したものだという。良いブックカバーがあったのでいただいた。作品もよかったけれど、矢野紙業によるダンボールを使った展示設営が素晴らしかった。 夕方からは桂川流域ネットワークの今後についての議論。なかなかつらい現状だが、負担を軽減しながらもなんとか団体としての輪郭を維持しつつ、かつ面白いこともできるようにはなっていくのではないだろうか。 ■12月11日(木) 朝から夕方まで授業。夕方から深夜まで会議。 ■12月12日(金) 朝から夕方まで授業。夕方から深夜まで忘年会。某学科で事務担当をされているKさんが、関西倍音系のコアに近い方だということが判明。やたらマニアックな話をしながら、蹴上から三条まで帰ったことは覚えている。 ■12月13日(土) 朝起きたら、家族がむくれていた。昨日の晩、酔って帰ってひどかったのだという。子どもを踏みつけ、猫を怒らせたらしい。 昼からは尼崎へ。NPO法人近畿水の塾主催の上映会『水になった村』(大西暢夫監督作品、監督のお話つき)を見に行ったのであった。2度目だが、より細部を見ることができたように思う。自然、食べ物、気持ちが全部繋がっているような、その場所ならではの生き方と、それを許さない現代について、考えさせられた。 ▲
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| 2008-12-14 01:25
| 日々のあれこれ
昨日は、信楽は文五郎倉庫にてライブ。
一仕事した後でバンドメンバーたちと信楽に急行。陽がまだ落ちきらないうちになんとか辿り着いた。ざっくりと美しく改修された倉庫では、代々の文五郎窯が焼いてきた器が展示されていた。生活の器らしいたたずまいは、急な客を鷹揚に受け入れてくれているようだった。 夕刻からは厳しい寒さ。野外だと口琴の音は届かず、ホーメイの声も震えてしまった。途中でギャラリーの一室にみんなで逃げ込み、そこで演奏を続行。演奏自体はへろへろ感もあったけれど、PAを使わず部屋の鳴りを十分に活かすことができて気持ちがよかった。うっとりと目をつぶって聴き入ってくれたお客さんが何人もいて嬉しかった。CDも2枚売れた。 この前の国際交流会館でもそうだったのだけれど、子どもたちの口琴その他の珍しい楽器への反応というのは凄いものがあって、この日もだいぶ遅くまで子どもたちとのセッションが続いた。かわいく楽しいひととき。 おいしいコーヒーとおでん、おぜんざいをいただき、ワインの一升瓶もいただき(これもとてもおいしかった!)、ぬいたばかりのネギもいただいた。感謝。 次回のライブは、右京区京北黒田で21日。準備に入らねば。 ▲
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| 2008-12-09 00:42
| 喉歌入門記
われら「瓜生山オーバートーンアンサンブル」の1stアルバム『みえない虫たち〜Invisible Insects』が完成した。とはいっても、手焼きのCDーRであって、ガリ版刷の手作り詩集のようなものではある。だが、一定のまとまりを意識した選曲と配列、タイトルの設定、ジャケットも含めたトータルなデザインなどを一貫して行ったので、今までなんとなく焼いてきたCDーRとは、個人的にはだいぶ重みが違う。なんといっても僕個人だけでなく、この秋から活動を開始した「瓜生山オーバートーンアンサンブル」としてのアルバムだというところが大きい。
![]() ![]() 一部ご紹介します。 見えない虫たち 水面のひびき 夜の虹 杜の目覚め Sweet Explosion 明日の夕方(多分5時頃)は信楽のギャラリー「文五郎倉庫」のオープニングで演奏させていただく。良い演奏を届けられるよう気持ちを整えたい。このCDも会場で手に取っていただけたらと思う。 石川和広さんから『かたつむりずむ第3号』、倉田良成さんから『tab第13号』をいただいた。詩とのつながりを意識するひととき。いつか詩集もまとめたいと思う。 この間さとうさんと話をしていて気付かされたのだけれど、これまでの僕の詩には、二人称の他者がほとんどまったく出てこなかったのだった。一人称の自分自身が事物を眺め渡しているという構図に支配されていたのだ。今は多分、そこからシフトしていっている途上なのだと思う。詩においては時間をかけて構築・推敲する質だったのが、新しく始めた音楽では完全に即興派であるというのも、そのシフトのありようとどこかで繋がっているのかもしれない。 ▲
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| 2008-12-07 00:27
| 喉歌入門記
■12月1日(月)
午前中は白河総合支援学校の学校運営協議会に出席。学校を支えるいろいろな方を知る。学校の課題についても、これまでのエデュトープからのとは違った視線というものを知った気がする。 午後は、ゼミ生T君の作品企画のやめの地元説明に付き添う形で大原へ行った。観光客の列を突っ切って、同志社のソシアルデベロップメント研の「結の家」へ。「遊びの達人」の日で、子どもたちが庭で遊び回っていた。いろいろと連携のヒントをいただいた。 ■12月2日(火) 午前中はそれなり。夕方からは日本造園学会関西支部の幹事会と忘年会。天満橋の焼き鳥屋で胃が張り裂けそうになった。いろいろためになる話を伺ったが、大半は胃壁から血液に溶けてどこかにいってしまったような気がする。 ■12月3日(水) 午前中は教務委員会の会議、午後は7日のライブに備えてのミーティング&練習。夕方以降は天若湖アートプロジェクト本の打ち合わせ。宿題をスケジュール通りにこなせておらず、少々焦る。帰り道で通りかかった「ATHA」に馬乳酒があるらしいということで寄る。どろりとした白くて臭い酒を想像していたのだが、澄んだ酒でびっくり。45度という度数で、グラスの底8mmくらいで出来上がってしまった。 ■12月4日(木) 午前午後通しで授業。脚が疲れる。夜はレポートの採点をした後、詩人のK先生と痛飲。詳細記憶なし。「恥獣」ということばだけ覚えているのだが。 ▲
by kotoba1e
| 2008-12-04 22:56
| 日々のあれこれ
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