北海道〜京都〜NPO

■5月23日(金)
 朝一で札幌に向けて出発。昼には新千歳空港に着くのだから飛行機って速い。午後は完成したモエレ沼公園を訪ねた。イサム・ノグチが大地に彫刻した作品と言われている。スケールを感じさせる排水等のディテイルは徹底的に隠されているので、距離感が不思議な感じ。ものすごく広いように感じられながら、それぞれの場所にはちょっとの苦労で辿り着くことができる。そして辿り着いたそれぞれの場所は、やっぱり特別な場所なのだった。巨大な築山よりも何よりも、斜めに置かれた長方形の面が一番すごいと思った。京都とはうって変わって冷たい風が吹いていた。まだ八重桜が咲いているのには驚いた。山の上の風は顔を向けていられないくらいだった。広いところで口琴をした。広さと風に抗うようにして鳴らした。

■5月24日(土)
 北海道2日目。昼一番で(社)日本造園学会の総会に出席。その後は翌日の研究発表会の進行の打ち合わせをした。夜はテキトーに過ごす。昨日と同様カプセルホテルで眠る。

■5月25日(日)
 研究発表会。造園に関する歴史・原論関係のセッションの司会進行をした。本当は不案内な分野なのだが、自分の関心に引きつけるようにしてなんとかこなしたつもり。だがやはり不勉強が恥ずかしく思われた。耳の肥えた聴衆には満足できる質疑応答タイムをつくりだすことはできていなかったろうと思う。反省。

■5月26日(月)
 8:30の飛行機で新千歳空港から伊丹に向かう。行きは巨大な飛行機だったが、今度はバスなみの可愛い機体だった。主翼の高さは人の肩ぐらいである。本当に伊丹まで辿り着けるのかと思ったが、空では堂に入った安定ぶりであった。空からみる山地の姿、河川の姿など、見飽きることがなかった。昼前には京都に辿り着いたが、その暑さにたじろいだ。午後は通信教育部の添削課題に専念。

5月27日(火)
 一回生向け接続教育科目「ことばと表現」の授業で、「後半句会」。これは作句は省略して、みんなで与えられた句について「選」を行い批評するというもの。用意した句は私の好みによるものだが、今年は意外な句に人気が集まった。「千の虫鳴く一匹の狂い鳴き」(三橋鷹女)。
 その後夕方からは、天若湖アートプロジェクトに参加する学生達のプロジェクト会議に参加、というか仕切りを行った。まだフィールドにも行っていないのだが、彼女たちが現時点でやりたいとうすぼんやりと感じていることを出してもらった。地域で焼かれている炭を使ったアートに関心が集中していた。ここから何か生まれるかもしれないという期待を抱かせるに十分なものだった。

■5月28日(水)
 白河総合支援学校のプールのコンバージョン企画「エデュトープ・プロジェクト」の会議があった。森脇校長、木山さん(京都大学大学院助教)、石田さん(アイ・プラスデザイン、京都造形芸術大学非常勤講師)のやりとりの中で、がんがん具体的になっていくのはかなりスリリングな体験。この日は生徒会役員のみんなも参加してくれたが、いい感じである。
 この日、44歳になった。少し飲んで寝る。

■5月29日(木)
 午前中はゼミで担当の学生と四方山話。午後は3回生の演習。一日中ほぼ立ちっぱなしの授業であった。夜は添削の続き。なんとか終わらせてぐったり。死んだように眠る。

■5月30日(金)
 午後から3回生の第1課題「美しい里をつくる:大原」の合評だった。課題担当者として学生達がどれだけのものを見出し、つくり、形にしたか、そこから何を学んだかがとても気になったが、良い作品が多くうれしかった。グラフィカルな完成度は来週までに上げておくこと!
 夜はNPO法人「アート・プランまぜまぜ」の総会。こじんまりした会だったが、これからの展望が少し見えてきた感じがした。第2期まぜまぜのスタートラインに立ったということだろうか。

■5月31日(土)
 NPO法人「近畿水の塾」の総会に出席。総会後の記念講演は、高瀬川べりで樽屋さんを営んでおられる、淀川水系流域委員会委員長の宮本博司さんのお話だった。詳しい内容についてはまた改めて書いてみたいが、琵琶湖淀川がどうあるべきか、ということについての真摯な情熱が溢れるお話には、強く動かされるところがあった。
 足の筋を痛めていた子どもの繃帯が取れた。松葉杖ともおさらばである。よかった。
[PR]
by kotoba1e | 2008-05-31 23:24 | 日々のあれこれ
<< ベトナム口琴二重奏 蛍と口琴と歩き酒の夕べ >>