黄金週間2008

 ゴールデンウィークも終わり。いろいろ用事は飛び込んできたが、休日出勤はせずに済ました。結局旅行にも行かなかったけれど、それなりに良い休みの日々だった。

■5月3日(土)
 昼。新大阪で十数年ぶりにAさんと会う。Aさんは大学時代に自然環境系のバイトをしていたころの相方。いろいろな植物の名前を教えてもらったりした。うちの子どもが吹奏楽に興味を持ち始めて、お父さんが子どもの頃使っていたトランペットが見たい、という。そういう訳で、これまで預かってくれていたAさんが、大阪の用事のついでに持ってきてくれたのだ。
 新梅田食道街のやたら混雑した定食屋で昼食。ナビオ阪急の木陰でホーメイと口琴の手ほどき(最近はこればっか)の後、紀伊国屋書店前のテーブルでビールをいただいた。懐かしいという気持ちもどこかにあったはずなのだが、当人の全然佇まいが二十年前とあまりにも変わらないので、却ってそういう気分にならなかった。眼鏡の向うのくるくる動く眼も相変わらず。「いつもの」という感じの世間話が楽しかった。トランペットのお礼に、小さなベトナム口琴を一つ差し上げた。
 「埃かぶっちゃってて、ひどいよ」と言われていたトランペットだったが、少しこすったらぴかぴかになった。子供たちは大喜びである。妻がはまったのは少々意外だった。この日より、風呂場から変なロングトーンが聴こえるようになった。

■5月4日(日)
 上の子が、友達と大原に「取材」に行くという。なんだかよく判らないが、付き添い兼運転手として、小学生4人と朝から大原に行った。
 怖がらせてやろうと思って、邪身に変じて祟りをなした女「おつう」の胴体が埋められているという場所へ行ってやったら、その説明看板に、「5月4日の「江文祭」ではおつうの供養が・・・」という文字があり、今日が祭礼の日と判明。急転直下、取材対象は大原地区の氏神社「江文神社」と「江文祭」に決定した。
 三千院や寂光院に比べると、格段に知名度の低い江文神社だが、やはりお祭りの見学人にもほとんど観光客はいない。それがいいのだろうとも思った。いつもお世話になっている村の人々が、装束を身につけてなかなか格好良く、ぴたっと絵になっている。人間って歴史的な存在なのだなと思わされる。一部簡略化もされているようだったけれど、お旅所では、若者たち全員が椿の葉を口にくわえていたりして。地域固有の伝統も色濃く残っているようだった。9月1日の八朔祭にも行ってみたいと思った。
 先生から借りたビデオカメラで、いろいろ撮影している。お祭りの取材なのだが、道端のキノコも録ったりしている。「これはアミガサタケといって、バター炒めにするとおいしいそうです」とのこと。
 大原の川沿いのムックリ作り用に竹を拾ったが、虫食いがひどく使い物にならなかった。
 帰ったら妻が風呂でラッパを吹いていた。ビデオは軽く編集してDVDにした。給食の時間にみんなで見るらしい。

■5月5日(月)
 上の子(小6)がアイヌ音楽にはまっていて、ムックリ(アイヌの竹製口琴)作りにつきあう。昨日拾った竹が駄目だったので、ホームセンターで売っていたヒノキの平棒を使ってみたが、必要な「しなり」が確保できず失敗。竹ものさしも使ってみたが、振動弁を切り出すことができず、2人とも失敗した。
 夜は「仮面ライダーV3」のビデオを見た。雨も降っていて、子どもの日にしてはぱっとしない一日だったが、最後の手巻き寿司でなんとかなった感じである。

■5月6日(火)
 仕事が気になり出すが、ムックリにカタをつけてから集中することにする。
 早朝、再度大原まで行き、地元の染織家上田さんと話をして新鮮な竹を入手。帰りにホームセンターでイトノコと万力を購入。万全の構えでムックリ制作に突入。
 息子は不細工ながらもぶんぶんなるのをいきなり作った。こちらのは形は整っているもののうんともすんともいわない。くやしいので、子どもが友達のところに行ってしまった後も竹を割っては切れ目を入れ、磨いていた。少し音が出るのもできたが、今日は既にもう残り少なである。妻のトランペットは、「ドレミファソ」まで出るようになったようす。

こうやって見直すと、口琴に支配された4日間でもあったようだ。
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by kotoba1e | 2008-05-06 23:56 | 日々のあれこれ
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