フィンガー王国のどぶろく

■2月16日(月)
 午後、Tさんと村の鳥瞰図の着彩と強調点について打ち合わせ。よい写真のない集落については、地図と各家屋の図面、その他風景画等を照合して鳥瞰図を組み立てていく。結構大変な作業だ。風景を読み込むという仕事。いいものができそうである。

 前日のカラオケで家族ではまってしまったフィンガー5であるが、早速iTunes Storeで、ベスト盤「フィンガー王国」をダウンロードした。
 素晴らしい。これまで持っていた70年代歌謡曲のイメージが、僕の中で完全に変わった。曲(「個人授業」「6700」は完璧なポップチューンだと思う)も演奏も完璧といってよいが、やはり5兄弟の素材としての素晴らしさがあっての奇跡だと思った。声変わり前のアキラの声の伸び、日本人離れしたフレージングは驚異だ。
 彼らをサポートしていた音楽家陣も相当楽しんだろうと思う。歌謡曲的な湿り気や媚がまったくない、真っ直ぐな曲。シンプルながら厚みのあるアレンジ。ファンキーなリズム・・・。シンセサイザーがほとんど入っていないところも、これらの曲がまったく古びない理由の一つかもしれない。一方で、「個人授業」のイントロの、フェイザーか何かがかかったベースの音は、ほとんどディジュリドゥかと聴き紛う倍音のうねりを含んでいて、驚かされた。どの辺からこういう工夫を持ってきたのだろう。
 ほぼ同時期に活動していたジャクソン5を意識してだろう、もろモータウンという曲も多い。ひさしぶりにその辺を集中的に聴いてみたい気持ちになった。

 フィンガー5を聴きながら、月の桂「にごり酒」をいただいた。どろりと甘い、デッドな濁酒ではなく、生まれたてのさわやか系である。炭酸を多く含むので、瓶を開けるのには手間がかかるが、それも楽しみのうちか。
 結局4合瓶を空けてしまい、家族からは不興を買ったようだった。


■2月17日(火)
 昼、Nさんと京都嵯峨芸術大学へ。2009年度の天若湖アートプロジェクトについて打ち合わせてきた。桂川の幅広い大学に、表現機会として参加してもらえたらということである。
 午後は研究室の会議。メールボックスの入っていた大量の添削レポートを見て卒倒しそうになる。
 夜、天若本のこと、事務所引っ越しのこと、大原のこと、その他でまぜまぜのさとうさんと打ち合わせ。
 朝から晩まで、ときどき唐突に雪が降る寒い一日であった。コンビニで甘い濁酒を買って、自転車を引きながら、ひとり歩き酒をして帰った。
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by kotoba1e | 2009-02-18 10:32 | 日々のあれこれ
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