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 一昨日(11/16)の昼、幼稚園の前を通ったら、園児たちがみんな上を向いてなんだか声を出している。「にじ〜」
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見上げれば天頂に円を描くように、七色の輪があった。ここ数年、この手の彩雲のようなものを見るようになった。京都という街に住んでいるせいなのか、こころもちの問題なのか分からないけれど、こういうものを見つけて悪い気はしない。少し気持ちが天に近づいてきているのだろうか。

 今日(11/18)はずっと府立総合資料館で調べものをしていた。閉館時間も迫り駐車場に出てきたところで、こんどは大きな虹を見た。
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 夕焼けのなかの、赤みがかった虹だった。
 虹に追われているような気がしてきた。虫へんが付いているということは、何かそういう生き物なのだろう。大気に溶けてしまうような、小さな竜のような虫なのだろう。
 なにかいいことがあればいいなと思った。


 先日、仕事で横浜近郊へ行った。ご近所だということで詩誌「tab」でお世話になっていた、詩人の倉田良成さんと、久しぶりにお話しした。倉田さんは恐ろしい詩人だ。その「東京ボエーム抄」を読んだときの揺すぶられた感じはまだ残っている。詩集にも出てくる六角橋あたりの風景の中を通りながら、ジャズがかかる店へ入った。帰りの電車の時間があったので、ビールを2杯分の時間しかお話しできなかったが、いろいろ刺激をいただいた。
 とにかく来年は、これまでのものをまとめて詩集を出そう、と思った。
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by kotoba1e | 2010-11-19 00:22 | 日々のあれこれ

パン窯と備中神楽

■11月1日(月)
 朝7時過ぎ、昨日借りたバンにて岡山県井原市青野に向けて出発。フィールドでのワークショップがあるのである。青野は複雑な地形をした丘陵地で、戦前はたばこ、今はぶどうの生産が行われている農村だ。
 そこで、すべてをその地から生み出そうとしている人がいる。なごみ農園/なごみLABOの仁城亮彦さんは、その地の土と石で窯をつくり、その地で麦を植え、その地のぶどう畑の酵母を使って、パンを作っている人。芸術大学で情報デザインと芸術学を学んだ仁城さんは、この農的行為と表現の間にあるものを鋭く意識しているアーティストでもあるのだ。
 同時に、店も自動販売機もないこの村は、信心深い人々の伝統が生きているところでもある。そうした風土を体で味わい、そこから生まれる表現の可能性を考える、というのが、今回の趣旨である。
 バンは山陽道をひた走り、12時前には井原駅前に着いた。昼一番で集合、青野に向かう。この日は放棄されていた畑を開墾した。時間があまりなかったけれど、これが毎年続いて、新しい場所が生まれたらいいと思う。
 この晩は、仁城さんご家族、ボランティアスタッフのみなさんと一緒に居酒屋で晩ご飯。どういう流れかすっぽん鍋をいただくことに。だらしなくない「あんこう」、といった感じ。ぷりぷりのコラーゲンの塊であった。
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■11月2日(火)
 この日は全日程のハイライトである。グループ分けのあと、各グループは「おじいさん」「おばあさん」「おかあさん」「おとうさん」「こども」といった分担を決める。若者のおじいさん、男性のおかあさん、70歳代のこどももいるといった塩梅。「おじいさん」「おばあさん」は畑で地場の野菜を収穫して、その日と翌日のご飯をつくる。「おかあさん」「おとうさん」は、この晩のお祭りに奉納する「お餅」と、「パン」を作る。「こども」は遊んだりお手伝いをしたりといった仕事となる。
 昼は神楽の会場となる穴尾八幡宮まで散歩し、そこで握り飯と味噌玉の汁をいただく。門に掲げられた灯籠に、その年の村の人々が詠んだ歌が、草花の絵とともに書かれていた。
まろやかな一粒の葡萄ふふむとき吾が里の秋裡(うち)にひろごる
小春日の落ち葉と小石の睦み合う祭り近づく参道を掃く
といった里の秋を詠ったものに混ざって
水車小屋野小屋も松も皆失せてあわだち草がゆれるふる里
過疎の地の田畑を裂きて誰がために成りたる道の風のみゆく
といった過疎や農道開発によって変容していく村を詠うものもあって、胸を突かれた。
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 夜はこの八幡宮にて、恒例の備中神楽の奉納があるので見に行く。境内はしんしんと冷え込み、一方で大きな火が焚かれた。舞台では舞あり漫談様の掛け合いあり(これが滅法面白い!)の神楽が、北山社中のみなさんによって上演されている。オオクニヌシの国譲りからスサノオによる八岐大蛇の退治まで、上演時間は6時間。終わったのは夜中の2時頃であった。7年に一度の荒神様の神楽は夜通し12時間舞われるという。それも是非見てみたいと思った。舞台から振る舞われる「福の種」に、昼間作ったお餅が入っていた。うれしい。
 暗闇を宿舎にしている公民館まで帰る道すがら、星の美しさに驚く。オリオンの大星雲が、目の前にあるかのように見えた。となりの美星町は、この星の美しさと備中神楽でまちおこしをしているが、それもうなづける夜空であった。
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■11月3日(水)文化の日
 最終日。この日は青野地区をくまなく歩き、見つけたものを地図にするというワークショップを行った。街並とその色を採集したもの、季節を感じさせる草花を観察して地図にしたもの、眺望のよい山のてっぺんまでいったグループ、アーティストが参加しての地域おこしを考えたもの、いろいろな地図が出てきた。これらは近く、地元の方々に見ていただくことになりそうだ。
 なごみ農園のおかあさん、奥さん、ひなちゃん、とものすけ君など、地元の人々との交流も忘れられないものになった。来年がまた楽しみである。
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by kotoba1e | 2010-11-09 10:57 | まち・地域・場所

篆刻教室など

■10月31日(日)
 朝から、ひとまち交流館京都にて、天若湖アートプロジェクト「おとな会議」。来年度の方向性などについて検討。通年プロジェクト化等について意見が交わされた。新年度の助成申請の方針などについても一定の結論が得られた。趣旨文、年度報告書、決算等は宿題に。
 雨の中移動し、昼過ぎからは旧立誠小学校で行われている「まなびや2010」へ。その一環としてアート・プランまぜまぜのプロデュースで行われている「篆刻教室」に参加した。講師は馬渕幽明先生。来年の干支である兎の図案化に挑戦してみた。
 会場を途中で中座し、職場へ行って車を取ってくる。翌日の岡山井原行きのための、荷物の積み込みで一日が終わった。
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by kotoba1e | 2010-11-08 00:07 | 日々のあれこれ