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助成金とジラール

 なんだかんだ言って、アートプロジェクト関係の助成金の申請事務に丸一日を費やした。昨日奈良に行く前に少しでも手を付けておいてよかった。提出前にみんなに見てもらう時間が作れなかったことについては責任を感じる・・・。〆切時間を2時間くらい過ぎてから、受領のメールが届いた。〆切間際に申請が殺到して大変だったのだろう。お疲れさまでした。
 こちらもだいぶお疲れさまだったので、近所の「やまや」で新しい飲み物を買ってきた。妻も喜びそうな廉価で無難そうな赤ワイン2リットル(880円)と、パスティス・ジラール750ml(880円)。
 パスティスは、アブサン禁止後にその代替品として作られて、あるいみぱっちもんの酒である。ペルノ・アブサンが4000円以上するのに対し、このジラールは880円。実に4分の1以下の値段で、似たような味わいの酒が手に入るのであった。アルコール度数は75度と45度という差があるが、これはもうどっちも強いので、割る分にはあまり気にならない。あとアブサンにはニガヨモギ成分が多少なりとも入っているのだが、パスティスには入っていない。これを溶解させうるアルコール濃度ということで、先の差が出てくるようだ。どちらにしても、水で割るととたんに溶解しきれなくなった成分(アニス分?)が白く懸濁液になるのは同じ。
 舌が痺れる感じも同じ。こっちの方が強いくらい。これってニガヨモギのせいじゃなかったんだな・・・。
 御飯時に食べたら、おかずがぜんぜん美味しくない。ある意味新鮮な体験。食事時に立ち上ったミントっぽい匂いは、家族にも不評で、上の子には、「フリスクごはんに書けて食うみたいなもんちゃうん?」と言われて、言い得て妙だなあと思う。反論できないのが悲しい。しかし、フランス人は本当にこんなのを食前酒にするのだろうか。味覚ずたずたになるけどなあ。どんな人が飲んでいるのだろうか。
 結局みんな寝静まってから、ちびちび飲んでいるのである。これはこれでいい。不思議な爽やかさがある。酒にもいろいろあることを、この年になって改めて学んでいるのであった。でも、昨日の純アルコールとどっちが旨いかわからないな・・・。
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by kotoba1e | 2009-11-30 23:22 | 日々のあれこれ

奈良その他

 〆切を抱えて相変わらずパニクっているのだが(しかし今年はこれが長い・・・)、そういうのは置いておいて家族で奈良に行った。こういうのを最優先にしないと、何かが狂ってくるのだと思う。
 上の子は小さい時に大仏を見ているのだが、まったく覚えていないという。下の子はまったくはじめて。大人陣はもう10年になるのかと、ため息をつく。
 東大寺から奈良町を回った頃には、日が暮れつつあった。街を行く人は少なく。寂しい。昼間の大仏殿あたりの賑わいが嘘のようだ。小雨の中夕闇に街が溶けかかるなか、芒っと明るいとこがあったので寄って見ると、地酒の店であった。春鹿の「白滴」の300ml瓶をもとめる。どういうわけか、この今西酒造のお膝元においても、四合瓶は
扱っていないとのこと。

 疲れたのかみんな早く寝てしまった。一人で春鹿を飲んだ。それから、洗面所の下の棚にあったエタノールを飲んでみた。変なリキュールよりずっと旨いと思った。

 明日は助成金の申請書に集中する予定。
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by kotoba1e | 2009-11-29 23:18 | 日々のあれこれ

大原道念音頭

日中は気が散じてしまって一向にはかどらなかった。
夕方から荒川君の、大原に伝わる「道念音頭」の分析を行った。地元の人たちの踊りを、譜面化、図解化する作業なのだ。
今日は、6月に撮影させてもらった古老たちの踊りのビデオを分析して、踊りの単位的なまとまりを抽出しようとしているのだった。
今日の成果は驚くべきものであった。
唄の繰り返し単位と、踊りの繰り返し単位は、「あまり関係がない」ことがわかった。
唄は一定のフレーズが何度も繰り返されるように聴こえるが、実はその長さは、ばらばらとは云わないまでもかなりバリエーションがある。一方で踊りのほうは12拍の完結したループの繰り返しである。
だから、1コーラス単位で見ていくと、唄い出しに相当する動作とか、終わりに相当する動作というものは特に存在しないのだった。それは唄の長短にあわせて適当にずれていくし、踊り手は、ずれていっても一向に構わないという感じで、踊り続けるのだった。
音楽が踊りを支配しているのではなく、淡々と繰り返される踊りの上で、唄が自由に動き回っているという感じなのかもしれなかった。
荒川君は道念音頭の振りを、相当マスターしたようであった。
次の本番が楽しみである。
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by kotoba1e | 2009-11-26 00:44 | 音楽のことなど

休日

■11月21日(土)
 相変わらずあれこれあれど、今日は強制的に休日として過ごした。
 午後になって、下の子が遊び相手の都合がつかなくなったといいだしたので、2人で嵐山のスーパー銭湯へ。
 ドクターフィッシュという魚が、足の角質を食べてくれるのだが、そのくすぐったい感じがなかなかかわいい。
 魚に生まれてもドクターになれるのだな。そしてすることはヒトの足の角質を食べること。人間のドクターも、どこか似たところがあるかもしれない。
 飲酒復活してから一度も飲んでいなかったバーボンを買う。なぜか古典的なロックンロールやブルーズを好む人の間にこういう酒の愛好者が多く、そういう付き合いでよく飲んでいたのだが、思えば15年くらい飲んでいなかったのではないか。
 というわけで、早速ボトル半分空けてしまった。残りは明日いただこうと思う。
 これは家で飲む酒かな。いまの仲間でこれを好む人はあまりいないような気がする。共同体の結束に関わる酒と、そういうのを離れた市民の酒というものがあるのかもしれない。焼酎バーボンは、前者なのだろう。ワインなんかは後者なんだろうな。
 脳にしびれを感じるので、今日はこのあたりに・・・。
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by kotoba1e | 2009-11-21 23:48 | 日々のあれこれ

雪虫

■11月15日(日)
 本を読んで過ごす。今日中に読んでレビューを書かなくてはならないのだ。読んだのは、佐々木正人著『アフォーダンス入門〜知性はどこに生まれるか』。読むのは2度目だが、いろいろ発見があった。
 夕方に少しだけ外を歩いた。近所の喫茶店に行って文章を書いたのだった。あまり集中できず、ついiPhoneをいじってしまう。
 暗くなってしまっていて気付かなかったけれど、今日も雪虫はいたのだろうか。
 昨日団地の中を歩いたとき、5メートルおきくらいに、小さな、白い虫が目の高さぐらいに浮いていたのだ。少し歩くとまた出会う。雪虫だ。鈴川夕伽莉さんがいつか朗読会「言鳴」で読んでくれた一編「雪虫」を思いだした。
 「言鳴」も当分なさそうだし、「tab」も多忙を言い訳に抜けてしまった。言葉などまったく浮かばない。言葉と詩の世界から、本当に遠ざかってしまった。そういう時もあるんだろうと思いなおして、またiPhoneをいじるのだった。
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by kotoba1e | 2009-11-15 23:56 | 日々のあれこれ

今日のことなど

■11月14日(土)
朝から「府民の森ひよし」へ。
京都府とモデルフォレスト協会による、森林ボランティアリーダー向けの講演である。
演題は「野外活動の企画立案について〜交流の観点から」というもの。
興味を持って聴いて下さった方も多く、よかった。
15時過ぎに家に帰りつき、学内報の原稿執筆。それからテキスト執筆のために文献に目を通して今に至る。くさくさした気分にさせられるメールも多数拝受。はいはいと呟きつつ、デスクトップの隅に掃き寄せる。

一週間前は屋久島にいたということが、なんだか不思議に思われる。
三岳がもうすぐ無くなってしまう。


日吉からの帰り、斉藤和義の古い歌を聴いた。
「すすめ! なまけもの」「月影」など。
感じ入るところがあった。
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by kotoba1e | 2009-11-15 00:50 | 日々のあれこれ

東京行き断念

 明日14日は、午前中京都府中部の「府民の森ひよし」で、森林ボランティア対象の講演をしてから、東京都墨田区のアサヒビールで、アサヒ・アート・フェスティバル(AAF)の報告会に行く予定だった。
 が東京行きについては中止することにした。抱えている仕事が多すぎるためだ。AAFについては、言ってくる予定の仲間から話を聞くことにしよう。
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by kotoba1e | 2009-11-13 23:01 | 日々のあれこれ

いそがし

 いろいろ文章を書いたり書類を作ったりする仕事が異常に立て込んでいて参っている。
 屋久島で夜しこしこと取り組もうかもと思ったが、それは当然のことながら無理なのであった。三岳があるしね。

 今年はこれまで本当に本を読まなかった。詩的なものから離れたい気持ちがあったのだろうか。読んだのは「シタールの本」という実用書くらいだった。
 仕事の関係でここ数日で科学書を数冊読んだ。ユクスキュル/クリサート『生物から見た世界』(岩波文庫)、三木成夫『胎児の世界』(中公新書)、ファラデー『ロウソクの科学』(角川文庫)等々。
 科学の視線というと、無限遠の距離から放たれている冷たいものという感じがするけれど、このあたりの本を見ると、優れた科学者の視線というのは、やっぱり熱いのだなと思った。
 三木の本を読むと、解剖がしたくなる。サンマの塩焼きを食べていても、ついつい解剖しているかのような箸遣いになってしまう。
 『ロウソクの科学』は150年も前の本だが、いまもって新鮮。ライブ感が素晴らしい。
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by kotoba1e | 2009-11-13 01:46 | 日々のあれこれ

カメノテ

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屋久島空港での待ち時間にいただいた「カメノテ」。ガンダム風の殻の中の軟体部を食す。
ぷにとした食感と磯の香りがうれしい。食堂の人は貝だというが、中身はむしろあのエイリアンの幼生のよう。しかし歯にエビカニや甲虫のような殻の硬さはほとんど感じられず、貝類(軟体動物)だというのも無理はない。
調べてみると、果して立派な甲殻類であった。フジツボの仲間らしい。フジツボにもおいしいものがあるようだ。
頑丈な家を持った甲殻類は、装甲を抜いで裸体で暮らしているのだった(貝類にいたっては裸体すらやめて、内臓丸出しで屋根の下に寛いでいるのであるが)。

みんなでうまいうまいとぱくついたが、これが食えれば虫も食えるのではないだろうか。
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by kotoba1e | 2009-11-10 20:12 | 日々のあれこれ

縄文杉

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iphoneのレンズが内側から曇ってしまい、うまく写らない。一昨年もカメ ラが動かなくなった。
他の人には全然そういうことはないのだが、僕にとってはそういうところ。
何かあるのだろうか。

前回の屋久島訪問記
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by kotoba1e | 2009-11-10 01:03 | 日々のあれこれ