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蛍と口琴と歩き酒の夕べ

■5月21日(水)
 宿題は膨大に残っているが、昨日までのハードスケジュールから解放されてやや気楽な一日だった。午前中はゼミで瓜生山の毎木調査を行った。今週末は学会の研究発表の座長をやることになっているので、午後は発表される論文を読みつつ戦略を立てた。
 大学近所の琵琶湖疏水に蛍が出るようだ、というので、夕方にさとうさんが出てくるという。待ち合せ場所のあたりをぶらぶらしていると、先日一緒に口琴ワークショップをやったほんださとるさん(ナウーシニク・デザイン)とばったり。3人で観蛍会である。
 佳い日本酒を少しずついただきながら、ベトナム口琴のかそけき響きを楽しみつつ、蛍を愛でるという、大変贅沢な晩となった。ベトナム口琴は決して大きな音は出ないが、誰でも簡単に鳴らせて、しかも音色が美しい。お互いの音色に耳を澄ましながらつま弾いていると、あっという間に気持ちよくなってくる。
 出現数をカウントしているおじさんがいたので聞いてみたら、ここの疏水の蛍については、市民による広域調査「ホタルダス」に参加しているとのことだった。蛍が暮らせるように、地元の人たちもいろんな工夫をしているようだった。疏水のこの区間に蛍が出るのが知られるようになったのは昨年だが、それも地元の人たちの努力の賜物だったようだ。
by kotoba1e | 2008-05-22 00:00 | 喉歌入門記
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