今倉裕恵「樹々の枝は空へ伸び陽光の彼方へ」ほか

 昨年末〆切の仕事いくつかに、まだ取りかかれずにいて、気持ち的には追いつめられつつも手はまるで動かせず、無為に過ごしている今日このごろです。みなさん如何にお過ごしでしょうか。
 去る12日(水)はついにやるべきことを一切失念してしまい、ふらふらと案内をいただいていた展覧会へ。

 堺町通御池下ルの小さなケーキ屋さんの壁面で行われている今倉裕恵さんの銅版画展「樹々の枝は空へ伸び陽光の彼方へ」に行ってきた。



 ぐるぐるかふぇでいただいた案内ハガキには、アカマツの樹を見上げたモノクロームの作品が印刷されていたけれど、実物大でみるその版画は、その印象とは大きく異なるものだった。まず、はがきより全然大きいし(あたりまえだけど)、その線の繊細な濃淡と空の白さがとても気持ちよかった。
 樹々の姿に確かさを感じた。僕も造園出身なので樹木を見るのは好きなのだが、樹を見つめるときの眼の気持ちよさが、その版画に刻印されているように思った。春の前の樹々の姿を描いたいくつかの作品がとくに印象に残った。
 1月28日(金)まで。

 その足で、出町柳のトランスポップギャラリーへ。「ウォーマーズ展」アメリカのインディペンデント系の若い作家たちの小品の展覧会のよう。微妙な味わいでした。

 それから、京都造形芸術大学の付置施設「ギャラリーRAKU」へ。長く親しまれたこのギャラリーも閉鎖されるということで、その最後の展覧会。松岡徹展「旅する島〜京都編」。これはとても面白かった。愉快な謎。いろいろ妄想というか考えに誘われる。幻想の島の旅、記憶、人々、それらの交渉・・・。ギャラリーRAKUの展示もいいけれど、その隣りの「芸術館」での展示がとくに面白かったので、これから行かれる方は見落とさぬよう。
 2月6日(日)まで。
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by kotoba1e | 2011-01-16 01:42 | もろもろ感想
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