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第3回「いい川・いい川づくりワークショップ」

■10月23日(土)、24日(日)
 この週末には、行きたい行事が目白押しだった。「一日中水を語る日(カッパ研究会)」「保津川筏復活プロジェクト(京筏組)」「1000人で音楽をする日(千里文化財団)」「音の糸(音遊びの会)」「亀岡祭」・・・。その全てを我慢して、行ってきたのがこれ、「第3回 いい川・いい川づくりワークショップ」であった。関わっている「天若湖アートプロジェクト」が、それに参加したからである。
 「いい川・いい川づくりワークショップ」は、前身の「川の日ワークショップ」から数えると、13回目になるという歴史のあるイベント。日本全国の川関係のプロジェクトがプレゼンテーションされ、それについて議論する。結果として表彰というのはあるけれど、吟味の過程を通してそれぞれの良さを共有し、気付きを得て持ち帰ろうというもの。官庁から丸投げされた偉い人が選んで、一方的に表彰されるというのとは全く異なる。市民による自主運営によるワークショップである。
 こうしたところで発表するのは初めてなので、おそるおそるの参加だったのだが、思わぬ好評を得て、なんと準グランプリをいただいた(参加団体は32団体)。ちなみに僅差でグランプリとなったのは、同じ近畿の大和川市民ネットワーク。おめでとうございます。
 ありがたいことである。アートプロジェクトの方でも水環境の方でも、似たタイプのイベントがあまりないこともあって、これまでの6年間には時々だけれども心細くなることもあった。今回の受賞は励みになるものだ。受賞もだけれど、参加された多くの方から、直接声をかけていただいたのがうれしかった。懐かしい人との再会もあった。
 議論の進め方にも学ぶところが多かった。川と水の世界には、命に関わるシリアスで総合的な問題を、いろいろな人々を巻き込んで議論する中で鍛え上げられてきた、議論の方法論というものがあるようだ。これも持ち帰って参考にしたいところだ。
 いろいろ我慢して行った東京だったが、行ってよかった。

 帰ってきての京都駅、消息不明となっていたW田君とばったり。いつもふらふらしていて心配していたのだが、なんと森の仕事に携わっているという。よかった。

 おめでたいことの続く一日であった。
by kotoba1e | 2010-10-25 01:36 | まち・地域・場所
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